今世に生まれ落ちた意味
皆様は「輪廻転生」を知っていますか?
突然何を話しているんだ?
と言う声が聞こえて来そうですが、暫くお付き合い下さい。
輪廻転生。
仏教の言葉ですが、一体なんなのかと言う話を。
人間はいつか寿命が来て人生を終えます。
それは大往生かもしれませんし、不慮の事故、病気、様々な事で命は終わりを迎えます。
しかし、仏教では死んだ時に今まで借りていた肉体を離れ、魂は元いた場所へ帰るとされています。
そこは極楽浄土と呼ばれたり、聖書なら天国ですね。
そこへ魂は帰郷するのです。
帰郷と聞いて「おかしな話だな、だって一度も行った事の無い場所へ帰る?」
そう思われると思います。
この天国と呼ばれる場所に、生を授かる前に魂は生きていたのです。
そこは望めば何でも具現化出来る、慈愛と調和に満ち溢れた夢の様な空間です。
故にそこへ居続けてしまうと、魂としての進化は無くなります。
試練や経験を通して魂は磨かれ、より高次元へと移行して行くのです。
そして天国の魂たちは幾つもの選択肢のある様々な人生を、説明書を読む様に見て選ぶのです。
「この人生を通じて、経験を積もう」
と。
選んだ人生は生まれ落ちたときから、命の終焉まで完璧に作り上げられています。
どんな困難な人生を歩んでいようと、人間と言う肉体にインスパイアしようと決意してこの世に誕生したのは、他ならぬ貴方自身なのです。
「大変そうな道乗りだけど達成してみせる、魂をより高度に育んで行く」
そう誓って親を選び、環境を選びこの世に生まれて来ました。
残念ながら、生まれ落ち暫くすると、天国での記憶は全て消去されます。
全てを分かった上で人生を過ごしては、魂は成長しません。
現状を嘆いてみても、それは天国で予め見て、それを突破してみせるとの意気込みだったのです。
「神様は乗り越えられない苦難は与えない」
それはこの魂の次元上昇の為に何が必要で、何をそこで得て、何を感じるかと言う事です。
神様はこの世に向かう魂たちを笑顔でお送りしていると思います。
地球の為に経験して来て下さいと。
天国では何もかもが完璧に調和されているので、魂の向上に努めるには、この3次元の窮屈な世界に向かわなければならないのです。
目の前で起きている事象、現状。
これらは今自分の肉体を選んできた魂は、事前にまるで説明書を見ている様に、事細かく把握していたのです。
「ここへ進もう」
と。
なので何も恐れる事は無いのです。
阪神淡路大震災を体験して、東日本大震災、そしてバブル経済崩壊やリーマンショック。
全て見て来ています。
光の刺す方へ。
常に自分のワクワクする方へ。
魂はそれを望んでいます。
愛ある明日へ。
そして自分で選んでこの世にやって来た決意と共に、人生を精神的レベルで謳歌しましょう。
「私は愛、私は光、私は真実、私は全て」